旧ジュニアNISAをしていたわが家のその後をご紹介します
こどもNISA(2027年開始予定)どうする?
最近、子どものためのNISAについて目にすることが増えてきました。
「子どものために、少しでも早く投資を始めた方がいいのかな」
そんなふうに考えている方も多いかもしれません。
わが家では、以前の制度である「ジュニアNISA(2023年末で新規買付終了)」を利用して、子どものためのお金を運用してきました。
この記事では、これから始まる未成年向けのNISAと区別しやすいように、過去の制度を「旧ジュニアNISA」と書くことにします。
わが家にも旧ジュニアNISAをやってきたからこその悩みが出てきました。
そこで、
「これから子どものNISAを考えている方の参考に少しでもなれば」
と思い、わが家の今を書いてみます。
大学2年生の子どもが「NISAで株やりたい」
わが家には大学2年生の子どもがいます。
先日、その子から、
「NISAで株とかやりたい」
と言われました。
時代なのかな。
私たちが20歳の頃に、
「NISAで株やりたい」
なんて考える20歳、少なくとも私の周りには一人もいなかった!
なので最初は、
「おー、そんなことにも興味が出てきたの?いいね!」
と一瞬思いました。
……でも、
いや、待てよ。
となりました。
SBI証券の子ども名義の口座には、旧ジュニアNISAで積み立ててきた資産が数百万円あります。
これを、
「はい!今日からあなたが自由に管理してね」
とは……
無理なのよー。
せっかく投資に興味を持ったのに申し訳ない。
でも、やっぱり無理。
旧ジュニアNISAの数百万円をすぐに任せられない理由
もちろん、
「成人したんだから本人に任せればいい」
というご家庭もあると思います。
これはもう、それぞれの考え方ですよね。
でも、わが家はまだ無理でした。
そもそもこのお金は、本人の教育費や将来に必要なお金として、親が少しずつ積み立ててきたものです。
なので、成人したからといって、
「はい、全部自由に使っていいよ」
と無条件で渡すつもりはありません。
渡せない理由はいろいろあります。
まず、そんな大金を見たことがない人が数百万円を持って、
「自分、けっこう金持ちじゃん」
なんて勘違いし始めたら困る。
急に羽振りが良くなって、言動まで変わって、お友達が離れていったらもっと困る。
ネットリテラシーも社会経験も、まだまだ発展途上。
誰かから、
「ここに送金すると増えますよ」
なんて言われて、言われるがままポチポチして全額送金されたら困る。
「もっと増やしてやろう!」
と海外FXの超ハイレバレッジ取引なんかに手を出して、
負ける
↓
取り返したい
↓
さらにお金を入れる
↓
また負ける
……みたいなループに入られても困る。
Instagramで見つけた、
「誰でも簡単に資産1億円!」
みたいな怪しいセミナーに何十万円も払われても困る。
いろいろ想像し始めると、
やっぱり今は渡せない。
となりました。
でも、投資をさせたくないわけではありません
ここまで読むと、
「そんなに心配なら、投資なんてさせなければいいのでは?」
と思われるかもしれません。
でも、そういうわけではありません。
むしろ私は、若いうちから投資には触れておいた方がいいと思っています。
実はわが家では、旧ジュニアNISAとは別に、子ども自身がお金の動きを経験するために楽天証券の口座も作っていました。
SBI証券の旧ジュニアNISAは、
親が子どもの将来のために管理するお金。
楽天証券は、
子ども自身のおこづかいで投資を経験するためのお金。
そんな感じで分けていました。
おこづかいが1,000円たまったらオルカン
小学生の頃から、おこづかいが1,000円たまると、
「じゃあオルカン買ってみる?」
みたいな感じで、少しずつ投資信託を買っていました。
金額は1回1,000円。
増えても数百円。
減っても数百円。
でも、自分のお金なので意外と気になるんですよね。
「今いくらになった?」
「なんで下がったの?」
みたいに。
課税口座なら、利益が出た時に税金が引かれることもあります。
「増えた分が全部自分のものになるわけじゃないんだ」
ということも、実際にやってみると分かります。
親が横から、
「投資とはね……」
と長々説明するより、自分の1,000円が増えたり減ったりする方が早い。
そんな気がしています。
なので今、大学生になった子どもが、
「株をやりたい」
「投資信託もやりたい」
と言うこと自体は大歓迎です。
ただし、
1,000円を運用するのと、数百万円を管理するのは別の話。
ここが親としては難しいところです。
なので今は、まず課税口座の楽天証券を使って、自分のお金の範囲で投資を続けてみたら?と伝えています。
少額で売買してみたり、利益が出たら税金が引かれることも経験したり。
その中で、少しずつお金の扱い方を覚えていってくれたらいいかなと思っています。
旧ジュニアNISAのお金、これからどうする?
では、この旧ジュニアNISAで積み上がった数百万円をどうするのか。
これを今、わが家で思案中です。
子どもは現在大学2年生。
すでに一人暮らしをしていますし、車も持っています。
大学生活も、あと4年ほど(かな?)。
これからまとまったお金が必要になるとしたら、
・大学院へ進学する
・海外留学をする
・資格を取る
・就職前後に何かまとまった費用がかかる
このあたりかなと思っています。
もし、
「本人のこれからにつながること」
に使うのであれば大賛成で、私は旧ジュニアNISAのお金を使うことに抵抗はありません。
わが家では、
教育や経験に使うお金は、本人に残る財産
だと思っています。
大学に行ったこと。
一人暮らしをしたこと。
留学したこと。
資格を取ったこと。
お金そのものはなくなっても、経験や知識は本人に残ります。
そこには、お金を使ってもいい。
むしろ使いたい。
でも、
「数百万円あるから、そのまま現金でどうぞ」
とは、なかなか思えないんですよね。
旧ジュニアNISAのお金を仕送りに使うのもあり?
最近考えているのが、
「残りの大学生活の仕送りに使うのはどうだろう?」
ということです。
わが家は今も毎月仕送りをしています。
例えば月15万円として、
大学生活が残り2年間なら、
15万円 × 24か月 = 360万円。
仮に、その時点で旧ジュニアNISAに360万円くらい残っていたとします。
それなら、
「ここから先の大学生活のお金は、この資産を使っていく」
という考え方もあるのかなと。
もちろん、実際にどう資金を動かすかについては、口座や税金の扱いをきちんと確認する必要があります。
でも考え方としては、
子どものために準備したお金を、子どもの大学生活のために使う。
これはそんなに不自然ではない気がしています。
そして大学生活が終わる頃には、旧ジュニアNISAのお金もある程度整理できている。
社会人になったタイミングで、
「はい、ここから先は自分で管理してね」
と本人に任せる。
そんな流れなら、親としてもちょっと安心かな。
……なんて考えています。
まだまだ思案中です。
無意味に現金を渡すより、本人のためになることに使いたい
たぶん、私が一番引っかかっているのはここです。
まとまった現金を持たせることが、そのまま本人のためになるとは限らない。
いつかは本人に証券口座を管理してもらいます。
でも、わが家としては、
大学院に行きたい。
留学したい。
資格を取りたい。
何か新しいことを経験したい。
そんな時に使うなら、
「どうぞどうぞ!」
という感じです。
教育や経験なら、使った後にも本人に何かが残ると思うからです。
一方で、
「とりあえず数百万円あるから自由に使ってね」
は、ちょっと違うかな。
今は、
どう渡すかより、どう使うか。
そこを先に考えたいと思っています。
その前に、まず家計簿をつけてほしい
そして本音を言えば……
NISAより何より、
まずは家計簿をつけてほしい。
ここです。
株をやりたい。
投資信託をやりたい。
NISAを使いたい。
全部いい。
でも、
「今月いくら使った?」
と聞いて、
「えー、わかんない」
となる状態で、数百万円を管理するのは無理でしょう(笑)。
毎月いくら入ってきて、
何にいくら使って、
最後にいくら残ったのか。
まずはそこを自分で分かるようになってほしい。
私は、
自分の家計を管理できない状態で、それ以上に大きなお金を管理するのは難しい
と思っています。
だから、
まず家計簿。
その次に少額投資。
そして少しずつ、自分で管理する金額を増やしていく。
そんな順番でいいのかなと思っています。
これから子どものNISAを考えている方へ
旧ジュニアNISAを始めた頃、私は正直、
「少しでも増えたらいいな」
くらいしか考えていませんでした。
でも実際に子どもが成人してみると、
増やすことより、増えた後の方が難しい。
そんなことに気づきました。
これから子どものためのNISAを考える方は、
「20年後にいくらになるかな?」
と考えるのと一緒に、
「そのお金を子どもにいつ、どうやって任せる?」
というところも少し考えておくといいかもしれません。
子どもが18歳になった時。
大学生になった時。
社会人になった時。
そのお金を全部任せるのか。
教育費や生活費として使うのか。
そのまま長期運用するのか。
家庭によって答えは違うと思います。
わが家も、まだ答えは出ていません。
まとめ|NISAの前に、まず家計簿
旧ジュニアNISAを始めた頃には、
まさか将来、
「増えた数百万円をどう子どもに任せるか」
で悩むとは思っていませんでした。
増えてくれたのはありがたい。
投資に興味を持ってくれたのもうれしい。
でも、
「はい、数百万円。あとは自由にどうぞ!」
は、無理そうです。
大学院に行くのか。
留学するのか。
このまま就職するのか。
残りの学生生活でいくら必要になるのか。
そんなことを見ながら、旧ジュニアNISAのお金の使い道を考えていこうと思います。
そして社会人になる頃には、
「ここから先は自分で管理してね」
と安心して任せられたら理想です。
そのためにも、
まずは家計簿。
NISAより先に家計簿。
投資で資産を増やす前に、自分のお金がどこに消えているのか知ってほしい。
……たぶん本人にとっては、株の勉強よりこっちの方が面倒なんでしょうけど(笑)。
さて、社会人になるまでに金融リテラシーはどこまで育つのか。
旧ジュニアNISAの資産より、最近はそっちの方が気になっています。
また何か進展があったら、続きを書いてみようと思います。
※この記事は、わが家で旧ジュニアNISAを利用してきた経験と、現在考えていることをまとめたものです。NISA、税金、証券口座などの制度については変更されることがあります。実際に資金を動かす場合は、金融庁・証券会社・税務署などの最新情報をご確認ください。

コメント