金沢大学までどう通う?車・原付・バス・徒歩・自転車…通学手段の現実とわが家の選択

金沢大学への通学手段を考える学生たちが、山道をそれぞれ徒歩・自転車・バスで登っている様子のイラスト 金沢大学受験

こんにちは。子ども5人を育てる母です。

この記事では、県外から金沢大学に通うわが子が、どんな手段で通っているのか。
金沢大学に通うわが子の通学事情を、実体験をもとにゆるっとまとめています。

車や原付、徒歩、自転車…いろいろ検討したうえで、最終的にどうしたのか?

これから金沢で一人暮らしを始めるご家庭の参考になればうれしいです。

※国立金沢大学【角間キャンパス】について書いた記事です。
他のキャンパスとは内容が異なりますので、ご参考までにどうぞ。

金沢大学の立地は「坂・広・遠」!

二次試験の前日、大学の下見をかねて初めて金沢大学に行ってみたのですが…想像を超えていました。

坂を上りきった山の上にあって、構内はとにかく広い!
目的の建物がどこまでも現れず、子どもと2人で「え、うそ…え? は? え??」と声が出るほどの衝撃。
敷地内の移動だけでも一苦労でした。

Googleマップによると、イオンもりの里店の交差点から金沢大学総合教育講義棟までは約2.5km。
標高差も60m以上あり、徒歩だと35分ほどかかるとのこと。思っている以上に“登る”感じです。

雪のシーズンも忘れずに

訪れたのは2月下旬。ちょうど雪は降っていませんでしたが、
道路の脇には除雪された雪がしっかり残っていて、「溶ける前はどれだけ積もっていたの…」と驚きました。

大学周辺の住宅地も、道路自体は乾いていましたが、道端の雪の高さを見ると、
かなりの降雪があったことが伝わってきました。
冬の間は、自転車や徒歩での通学は厳しい日が多そうだと感じました。

通学手段の候補とその特徴

自動車通学(基本NG)

当初は「入学して時間のあるうちに免許を取って、車通学でもいいかも」と思っていたのですが、金沢大学の公式サイトには、以下のような記載があります。

「エコキャンパスの実現のため、公共交通機関の利用を推奨しています。交通事故の防止、駐車スペースの不足、環境配慮などの理由から、原則として自動車通学は認めていません。」

「一度でも事故を起こしてしまえば、学生本人はもちろん、家族にも大きな負担が…」

わが家でも、事故リスクや駐車場のことを考え、自動車は早い段階で選択肢から外しました。

原付バイク通学(こちらもNG)

免許もすぐ取れるし小回りもきいて便利そうかな?と考えた時期もありました。

大学の資料には「ヘルメット着用・2ロック・指定場所以外の駐輪禁止」とあり、バイクは許可されているのかな?と思いましたが、

入学要項(詳細版)には

「特別な事情がない限り、自動車およびバイク通学は自粛をお願いします」

とありました。

最終的には「原則NG」という記載を確認し、原付も見送りに。

一度でも事故を起こしてしまえば、学生本人はもちろん、家族にも大きな負担が…という説明に、確かにな!と納得。ということで、車と原付通学は選択肢から外すことにしました。

バス通学(冬に安心)

不動産屋さんによると、金沢駅から大学までは大きく3つのバスルートがあるそうです。

残雪や雨などを考えると、徒歩や自転車では通えない日も多そうなので、バスは冬の強い味方になります。

本数がやや少ないのが気になるところですが、定期券は大学構内でも買えるので便利だと思いました。

徒歩通学(条件がそろえばアリ)

大学のすぐ近くに住めば徒歩通学も可能ですが、イオンから講義棟まででも徒歩35分。そこにアパートからイオンまでの距離を加えると、毎日はちょっと厳しそうです。「天気悪すぎるから今日は休もう!」なんてことが続いたら…あぁ困ります。

雨や雪、帰宅が遅くなる日もあることも考えると、徒歩通学は立地や体力・気力次第で慎重に判断したほうが良さそうです。

自転車通学

そうなると現実的な選択肢は自転車通学になります。
「できれば自転車がいいな」と思っているご家庭も多いのではないでしょうか。
わが家も、自転車通学を前向きに検討しはじめました。

ただ金沢大学までのあの長くて急な坂道を思い出すと…普通の自転車ではさすがに厳しいかも。
体力だけはあるわが子ですが…「あの坂を毎日、自転車で上るのは無理〜!」とのことで、自転車通学は即却下。

…かと思いきや、選んだのは電動アシスト自転車でした。

実際に選んだ手段とその感想

子どもは、初日から電動自転車で登校していて、今では完全に慣れた様子。

わたしとしては、アパートからバス停も遠くなかったので「最初はバスで通って、慣れてきたら自転車でもいいよね〜」と考えていました。

しかし、子どもは「バスを待つより、好きな時間に行きたい」という気持ちが強かったようで、バスの時間を気にせず、自分のペースで生活できるのがとても楽だそうです。

やっぱり、バスは本数に限りがあるし、授業の時間やアルバイトとの兼ね合いも考えると、自由がきく自転車は便利なんですよね。

そして気になる「雨の日」ですが…
なんと、雨の日もレインウェアを着て電動自転車で通っているとのこと。
今のところは不便は感じていないそうです。
(親としてはちょっと心配ですが、頼もしくもあります…!)

通学スタイルの観察メモ(子ども談)

  • 徒歩は全体の1割程度
  • 自転車は、電動と非電動が半々くらい
  • 非電動のうち、ママチャリとクロスバイクは7:3くらい
  • ヘルメットの着用率はとても低め
  • 入学時に非電動ママチャリを買った友達が「やっぱり電動に買い替えようかな…」と悩んでいる

おわりに|わが家なりの通学スタイル

アパート選びや通学手段のことって、現地に行ってみないと分からないことも多いですよね。

わが家も、坂の長さや角度・雪の量・バスの本数など、実際に見て初めて気づくことばかりでした。

電動自転車の購入時には防犯登録代など含め約14万円かかりましたが、一度買ってしまえばバス代もかからず、毎日の運動習慣にもつながっていて、結果的によかったなと思っています。

通学手段は、距離だけでなく「生活スタイル」や「本人の性格」にも左右されるものだなと実感しています。アパートを選ぶときは、「大学に近いかどうか」だけじゃなく、バス停やスーパーとの位置関係、天候のこともふくめて、いろんな通学手段が使える場所かどうかも意識しておくと安心だと思います。

この記事が、これから通学や生活の準備を進めるご家庭の参考になればうれしいです。

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