こんにちは。子ども5人を育てている母です。
うちの子の金沢大学一般選抜(前期日程)受験に付き添った時の体験を思い出しながら、「宿選び」、「移動手段の検討」、「アパート探し」など、実際の体験をふり返りながら、保護者目線でまとめてみました。
金沢大学受験レポ(母編)|準備から当日・アパート探しまでの流れをご紹介!
受験期間の保護者は、受験生本人とはまたちがった、親なりの“動き”がありました。
宿選びにはじまり、天候や移動手段の検討、そしてアパート探しまで…。
はじめての土地での大学受験は、ドキドキもたくさん。
この体験が、これから受験を迎えるご家庭にとって、少しでも参考になればうれしいです。
※この記事は、国立金沢大学【角間キャンパス】(一般選抜・前期日程)の受験に、私が付き添ったときの体験をもとに書いています。
他のキャンパスや試験日程とは流れが異なる場合もありますので、ひとつの記録としてご参考になればうれしいです。
事前準備|宿泊予約と受験に向けた動き
夏の終わりごろから、まわりの保護者同士で「そろそろ宿、取らなきゃね〜」という声が聞こえるように。
9月の保護者会では、「もうホテル予約した?」という話題も多く、
わが家もちょっと焦りはじめたのを覚えています。
そのとき思い浮かんだのが「ドーミーイン」。
大浴場とサウナがあって、どこも清潔で、駅からも近くて…実は私、このホテルがかなりのお気に入りなんです。
ベッドや枕のかたさも自分に合っていて、何度か利用したことがある安心感もありました。
テレビで大浴場の混雑状況を確認できるのも、地味に助かるポイントです。
そんなわけで金沢のドーミーインを検索すると駅前に発見! 迷わず「ドーミーイン金沢」に決定。
予約日は9月29日。少し早めに動いたおかげで、希望していた広めのツインのお部屋をしっかり確保できました。
金沢に到着|前日の下見と過ごし方
共通テストの自己採点が終わり、「金沢大学を受けよう」と決めたのが1月おわり。
そこからは一気に、大学のHPを見たり、地図を買いに行ったり、アパート情報を探したりと、受験と並行して“住まい探し”もスタートしました。
2月に入ると、金沢の天候や道路状況を毎日チェック。
「雪が降ったらどうしよう」「前乗りしたほうがいいかな?」と、いろいろ想定しながら、少しずつ段取りを整えていきました。
移動手段は正直迷いました。新幹線?バス?それとも車?
冬の北陸なので天候の不安もありましたが、車なら人と接触せずに移動できて、子どもも音楽を聴いたりリラックスして過ごせる。
荷物もたくさん積めるし、思い切って自家用車で行くことに。
出発前にはタイヤや荷物のチェックも念入りに。
スニーカーとスノーシューズの両方を積んで、「あとは天気次第だね〜」と話しながら、予定どおり2月24日に出発しました。
金沢駅に到着して、そのままバスルートで角間キャンパスの下見へ。
前日は時間を区切って、大学構内の見学ができるようになっていて、同じように下見している親子の姿もちらほら。
実際にまわってみると、キャンパスの広さや坂道の多さにびっくり。
「これは毎日の通学、けっこう大変かもね〜」と、親子で話しながら車でぐるっと回ってきました。
今回の宿泊先は、金沢駅近くの「ドーミーイン金沢」。
駅に近くて動きやすく、大浴場やサウナもあり、付き添う側としてもほっとひと息つけるホテルでした。
チェックイン後は、制服をハンガーにかけたり、持ち物を整えたり。
子どもが部屋でのんびりしている間に、私は翌朝の準備へ。
バス乗り場の場所を確認して、駅構内では事前に調べておいた明日のお昼を買うお店をチェック。
夕飯のテイクアウトやお土産の場所まで、駅ビルの中もぐるっと一周して、動線を一通りつかんでおきました。
金沢大学生協さんの道案内のブースを発見。
大学生の方もいらっしゃったので、思いきって声をかけてみました。
「アパートはどの辺が人気ですか?」「通学って、みなさんどうされてますか?」
…ずっと気になっていたことを、実際の学生さんに直接聞けたのは、とてもありがたかったです。

寒い中ありがとうございました。
試験当日の朝|親子で迎えた本番の日
いよいよ試験当日。
この日ばかりは、朝から分刻みのスケジュールで動くことに。
少しでもスムーズに送り出せるようにと、前日のうちにできる準備はすべて整えておきました。
朝5時すぎ、そっと部屋を出て金沢駅へ。
駅構内にあるおにぎり専門店「むすび 金沢店」は、朝5:40の開店を目指してまだ静かな様子。
わたしが一番乗りで並び、そのあと少しずつ人が集まりはじめました。
無事におにぎりと唐揚げを購入できて、まずはひと安心。
その足で、すぐ隣のセブンイレブンでも飲み物やおやつをさっと買いそろえて、ホテルへと戻りました。
6:20にはホテルの朝食会場前でスタンバイして、6:30からバイキングで朝ごはん。
好きなものを少しずつ選べたので、子どもも無理なく食べられたようです。
食後はすぐに部屋に戻り、最後の身支度をして7:15ごろに出発しました。
金沢駅のバス乗り場に着くと、すでに長い行列ができていてびっくり。
7:20には列の最後尾に並びましたが、見渡す限り制服姿の受験生たちがずらりと並んでいて、子どもも少し緊張した様子でした。
バスに乗れたのは8:10ごろ。
到着したのは8:45すぎで、すでに教室にはたくさんの受験生が来ていたそうです。
その日の金沢大学角間キャンパスでの試験は、最後の学部まで終わったのがだいたい17:30ごろだったようです。
みなさん、本当にお疲れさまでした。
試験中の母の動き|アパート探しに奔走しました
子どもが試験を受けているあいだ、私はというと…朝からアパート探しで動きまわっていました。
まずは、事前に予約しておいた不動産屋さんと朝いちばんで合流。
あらかじめ候補にしていた2件を現地で見せてもらいました。
住宅地の路地には、まだ雪がけっこう残っていて、場所によっては車のすれ違いもギリギリ。
「こういうところは、やっぱり現地で見てみないとわからないなぁ」と実感。
案内してくださったスタッフの方の存在が、とても心強く感じられました。
その後は、もう1社の不動産屋さんへ。
こちらは事前予約ができないスタイルだったので、お昼前に店舗へ出向き、
あらかじめピックアップしておいた気になる物件の中から、当日すぐに内見できるものを順番にまわってもらいました。
雪の影響で車を止められない場所も多かったのですが、不動産屋さんは2人体制で対応してくださって。
おひとりが運転を担当し、もうひとりがわたしと一緒に歩いて案内してくれるという、まるで運転手さんとガイドさんのような手厚さでした。
中には「ここ、いいかも」と思える物件もあったのですが、やっぱり最後は本人の目で見てから決めたいもの。
翌日は都合が悪かったため、「できれば今日中に決めたい…」という気持ちが強くなっていきました。
わたしはいったんホテルに戻り、部屋でお昼をすませて、内見物件の情報をじっくり整理。
試験が終わるタイミングで子どもと合流し、第一希望の物件をもう一度見に行くことにしました。
「行くの面倒くさい…」と渋る子どもをなんとか連れ出し、不動産屋さんの説明を聞いているあいだ、私は必要な場所をメジャーで計測しまくり。
結果的にはそこそこ納得できたようで、その日に仮契約まで進めることができました。
本人と一緒に確認できたことで、安心感もひとしおでした。
ちなみに、うちは利用しませんでしたが、金沢大学生協さんが2月23日〜26日の間、大学会館で「住まい相談会場」を開設していて、
物件紹介や現地見学、合格前予約などができる仕組みも用意されていたようです。
また、試験当日に金沢駅から不動産会社まで無料のシャトルバスを出しているところもあったようでした。

除雪された雪の高さは1m以上!

珍しくありませんでした
試験終了後のこと|合流から夕食まで
アパートの仮契約を済ませてから、ひとまずホテルに戻って、部屋で少し休憩することにしました。
滑り止めとして、昔から憧れていた私立大学の合格がでていたこともあり、泣いても笑ってもこの子にとっての大学受験はこれが最後でした。
試験が終わったあとは、開放感に浸るまもなく、アパートの仮契約によって始まった新生活への不安と期待で胸がいっぱいでした。
「もう流れに任せるしかないな…」という、なんとも言えない不思議な心境でした。
そのあとは、駅近くの「赤から 金沢駅前店」へ。
ずっと気になっていたけれど、下の子たちが一緒だとなかなか入りづらかったお店。
今回はふたりだけだったので、念願叶ってようやく初訪問です。
お鍋を中心に、一品料理もいろいろあって、しっかり温まれるメニューがうれしくて。
「ここで一息つけてよかったね」と、食事をしながら親子でしみじみ話しました。
ようやく肩の力が抜けたような、そんな時間でした。
駅チカで見つけたおすすめグルメ
せっかくなので、受験中に見つけた“駅チカの頼れるお店”を少しだけご紹介しますね。
どれも実際に利用してみて、「ありがたかった〜」と思えたお店たちです。
● むすび 金沢店(JR金沢駅構内)
朝5:40から営業している、おにぎり専門店。
試験当日の朝、子どものお昼ごはん用に、ここでおにぎりと唐揚げを購入しました。
ほんのりあたたかくて、やさしい味。
ちょっとお高めですが、試験中に食べる大事なごはんなので、しっかり選べてよかったなと思います。

昼食を確保して、一安心。
● セブンイレブン ハートイン(金沢駅構内)
「むすび」のすぐ隣にある、コンパクトな駅ナカのコンビニ。
飲み物やおやつ、ちょっとした買い足しにもとっても便利。
朝早くから営業しているので、試験当日の朝にも頼れる存在でした。
● 赤から 金沢駅前店
試験が終わった夜、子どもとふたりで夕食に立ち寄りました。
鍋料理や一品メニューも豊富で、がんばったあとにぴったりなあたたかさ。
親子でしっかり食べられて、「ここに来てよかったね」と話せる、思い出に残るお店のひとつになりました。

試験後のホッとしたひとときにぴったりでした。
今回わが家が泊まったホテルはこちらです。気になる方は、ぜひチェックしてみてくださいね。
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おわりに|受験付き添いという“ひと仕事”をふり返って
受験の付き添いって、やっぱり親にとってもひと仕事だなぁ…と、しみじみ感じた数日間でした。
宿選びや天候の確認、当日の段取りやアパート探し。
実際に現地へ行ってみて、はじめて気づくことばかりで、頭も体もフル回転でした。
あらためて思ったのは、国立大学の一般受験は、試験日程が遅めだったり、現地まで足を運ばなければならなかったりと、
移動や準備の負担が大きいこと。
だからこそ、少しでも安心して過ごせるように、できる準備をしておいて本当によかったなと感じました。
本番での安心感につながったことは、わが家にとって大きかったです。
どんな動き方にも正解はないけれど、わが家にとっては、この流れがちょうどよかったように思います。
この記録が、これから金沢大学を目指すご家庭にとって、少しでも参考になったり、安心材料になったりしたらうれしいです。
がんばる受験生と、それをそっと支えるご家族を、心から応援しています。
*国立大学の受験準備や、ホテル選び、当日の動き、GWの訪問レポなど、わが家の実体験をもとにご紹介しています!
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