大学進学で一人暮らしが始まると、意外と迷うのが住民票の異動。
実際に迷ったわが家の体験をまとめます。
大学生の一人暮らし、住民票は移すべき?
大学進学をきっかけに一人暮らしが始まると、
「住民票は移すべき? 移さない方がいい?」と迷うご家庭は多いと思います。
大学生の一人暮らしで、住民票を実家のままにする人もいれば、下宿先へ移す人もいる。
わが家もまさにその「住民票どうする?」で立ち止まりました。
法律上は、生活の本拠地が変わった場合、住民票の異動(転出届・転入届)が必要とされています。
ただし、大学生の下宿や一人暮らしは「一時的な居住」とみなされる場合もあるようです。
実際に役所へ確認したところ――
ある職員の方は
「生活の本拠地が下宿先なら移す必要があります」
別の方は
「学生さんで実家に戻る予定があるなら、そのままでも大丈夫ですよ」
と、真逆の回答でした。
正直、余計に迷いました。
自分で調べてわかったこと
調べてみると、まとめるとこうでした。
・住民基本台帳法では生活の本拠地が変われば住民票の異動が必要
・大学生の短期間の下宿は一時的と判断されるケースもある
・行政サービスの利便性を考えると、移したほうがスムーズな場面も多い
つまり、原則はあるけれど、学生の場合は状況次第。
ここが迷うポイントだと感じました。
大学生が住民票を移さないとどうなる?
住民票を実家のままにすると、
選挙は実家で投票という扱いになります。
「大学生 一人暮らし 住民票 実家のまま」という選択も、実際には珍しくありません。
ただし、行政手続きや身分証明に関わる場面で影響が出ることがあります。
わが家が選んだのは「住民票をすぐには移さない」
・卒業後は地元に戻る可能性がないことはない
・生活費はほぼ仕送り
・数年で戻る前提の一人暮らし
この状況から、わが家は「ひとまず移さない」を選びました。
ですが、その後いくつか不便を感じました。
住民票を移さなかったことで困ったこと
① 選挙(不在者投票)の手続き
下宿先で投票するには、実家の選挙管理委員会HPから「不在者投票宣誓書・請求書」をダウンロードして郵送。
その後、投票用紙が簡易書留で届き、それを持って下宿先の役所で投票します。
1年間で国政選挙が2回ありました。
住民票のない下宿先でもでも投票はできますが、毎回かなりの手間です。
② 自動車免許の取得・更新場所はどこ?
住民票が実家のままだと、免許の取得や更新は原則実家での手続きになります。
忙しい時期と重なると、帰省が負担になります。
③ マイナンバーカードの更新・受け取り場所はどこ?
マイナンバーカードの更新は、有効期限の約3か月前から手続きができますが、受け取りは原則として住民票のある市区町村役場になります。
今は保険証と一体型になっていますし、わが家の場合は運転免許証を持っていないと、公的な顔写真付きの身分証明書はマイナンバーカードのみ。
そのため、期限内に確実に更新・受け取りをする必要があり、帰省の日程を調整することになりました。
④パスポートの申請・受け取り場所はどこ?
大学生になると、留学や旅行などでパスポートを取得する機会も出てきます。
パスポートの申請・受け取りは、原則として住民票のある都道府県の窓口で行います。
そのため、住民票を実家のままにしている場合は、申請も受け取りも実家側で行うことになります。
パスポートは
①申請
②後日交付
③本人が窓口で受け取り
という流れになるため、タイミングによっては申請と受け取りで2回帰省が必要になることもあります。
1週間くらい実家に滞在できれば1回で済むこともありますが、
授業やアルバイトとの兼ね合いによっては、日程調整が必要になるかもしれませんね。
なお、「居所申請」という制度を利用すれば、住民票がなくても下宿先でパスポートを申請できる場合もあるそうです。ただし、在学証明書などの追加書類が必要だったり、自治体によって対応が異なったりと、少し手続きが複雑になりそうです。
今どきの大学生は海外に行く機会も増えています。
大学生の住民票を実家のままにするかどうかを考える際には、パスポートの申請場所・受け取り場所もひとつの判断材料になるかもしれません。
⑤クレジットカードの本人確認
送付住所を下宿先にしたところ、身分証(マイナンバーカード)の住所が実家。
住所不一致で受け取れず、カード会社と何度もやり取りすることに。
何度もカード会社とやり取りをし、
最終的には実家帰省時に合わせて実家送付に変更しました。
今後考えられるデメリット
・選挙のたびに不在者投票
・免許更新で帰省が必要
・顔写真付き身分証(マイナンバーカードも運転免許も)の住所が実家のまま
・居住地自治体の市民限定サービスが利用できない可能性
細かい場面で影響が出ることがあります。
それでも住民票を移さないメリット
・二十歳の集いの案内が実家に届く(住民票を下宿先に移していても参加できる場合が多い)
・年金や重要書類が実家にまとまる
・書類を親が確認できる安心感
書類管理の面ではメリットも感じました。
住民票はあとから移すこともできる
知人には、免許更新の都合で急きょ住民票を移したケースもあります。
その気になれば、住民票の異動はいつでも可能です。
だからこそ、
・今すぐ移す
・様子を見る
・卒業前に考える
といった柔軟な選択もあると感じました。
迷ったときの判断ポイント
✔ 何年住む予定か
✔ 卒業後の進路
✔ 行政手続きの負担
✔ 住民税・マイナンバーカード・自動車免許への影響
正解はひとつではありません。
わが家にとって無理のない形を選ぶことが、いちばん自然でした。
まとめ
大学生の一人暮らしで、住民票を移すか移さないか。
役所に確認しても答えが一つではないこともあります。
メリット・デメリットを知ったうえで、家族で納得できる選択を。
今まさに迷っている方の、ひとつの参考になればうれしいです。

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